【画像あり】左右均等にリコイルして施術効果を上げる方法!

ご精読ありがとうございます!

 

愛媛県松山市でさくら治療院を
させていただいています、

 

アドバンスインストラクターの
濵岡と申します。

 

よろしくお願い致します。

 

今回は揺動における
左右の手の圧について、
書いてみようと思います。

 

DRTは文字通り
『ダブルハンド』リコイルテクニック、

つまり『両手を使って』
背骨を揺動させる技術です。

 

この『両手で』リコイルする際、
当然、左右の手を使いますが

 

みなさまは左右の圧をどのように
均等にしていらっしゃるでしょうか?

 

背骨は、椎骨と椎骨が
24個+仙骨+尾骨で構成されています。

 

椎骨1つ1つの高さはS字カーブを描き、

 

また骨化や湾曲もあり
決してフラットではありません。

 

わかりやすく例えると
波打っている水面と同じで、

 

両手を同じにように置くと、
それだけで微妙に高さが違っています。

 

特に円背(猫背)や、
背骨がC字カーブを描いていたり、

 

首が突出して胸椎の湾曲が
目立つ場合などは、

 

左右でかなり明確な
高さの違いが発生します。

 

このまま左右を同じ圧をかけて
揺動しても、どちらかが強く、
どちらかが弱くなってしまいます。

 

だからと言って手の力を抜いて
調整しようとすると、

 

リコイルのリズムが狂ったり
無理なPtoAを無意識に
かけてしまいがちです。

 

そこで、

左右の手の圧を均等にするために
私が実践している方法を書いてみます。

 

あくまでも私がしている方法ですので、
参考になれば幸いです。

 

わかりにくいな~と思ったり
自分には合わないと思った場合は
スルーして下さい(笑)

 

まずは姿勢を作ります。
これは以前メルマガに書いたので、
よろしければ参照して下さい。

 

姿勢を作り、
患者さまの背中に手を置きます。

 

この時、
患者さまにかかる圧は手の重さのみで、
習字の文鎮を置いたイメージです。

 

PtoAは基本的にこの状態から
最後まで変化しません。

 

本来、
そこまで顕著な高さの違いは
あまりないと思いますが、

 

わかりやすく説明するため
左右に極端な高さの違いがあると
イメージして下さい。

 

手を置いている状態で、
椎骨の高さの左右差を感じたら

 

手から患者さまに掛かるPtoAを変えず
肘と肩を上下させることで高さを調節します。

 

ポイントは、どれだけ無駄な力を入れず
肩、肘を上下させるか、になります。

 

当然のことですが、力んで肩、肘を上げれば
上腕や二、三頭筋が固まって動かしづらく
柔らかな揺動ができません。

 

そこで私がしていることは、

1.
肩と肘をバラバラに動かすのではなく
肩と肘の距離感を保ったまま上下させる。

 

この時、上がった反対側の肩、
肘は対称的に下がります。

 

肩、肘を対照的に動かさなければ
身体がどちらかに傾く=正中線が傾く状態
になってしまい、その状態だと
施術者の身体に負担がかかります。

 

肘と肘を結んだ線をシーソーの板に例えると、
その板の中心にあるみぞおちを支点として
肘、肩がバランスを保ったまま動く感じです。

↓↓↓
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2.
肩、肘を力んで上げないもう1つのポイントとして
これもイメージで説明しますが
手を置いた場所を波打つ水面として
肘と肩はその上に浮かんでいるウキ
(釣りに使うウキ)だと思って下さい。

↓↓↓
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水面が変化すれば、
浮力でウキは自動的に上下します。

 

力を抜いて上下させると
上腕や二、三頭筋は緊張しにくく、
揺動に影響はありません。

 

むしろ力が抜けることで、
柔らかで深部まで揺動できると思います。

 

水面のウキのイメージで
力を抜いて両肩、両肘を浮かせ
シーソーの要領で左右が
バランスよく上下する。

 

浮上した状態=脱力しながら上下に操作する

 

文面だけだと矛盾していますし(笑)

何となく難しいように
感じられるかもしれませんが

 

『手のセンサーを敏感にして
患者さまの背中にぴったりと置く』

『自分の身体が傾かず、
同時に力が抜けた状態』

を作るだけです。

 

実際の椎骨と椎骨の高さの差は
びっくりするほど明確ではありませんが、

 

手のひらの感覚に集中して敏感にすれば
手を介して患者さまの背骨の情報を
いろいろ教えてくれます。

 

手の圧の左右差を均等にすることで
湾曲の目立つ背骨、固くて動きが悪い背骨に対して
スムーズに揺動が行いやすくなります。

 

要領さえ掴めば、
慣れると身体が自然に動いてくれます。

 

力を入れることは簡単でも
抜くことは難しいと思いますので
少しでも参考になるなら幸いです。

 

あともう1つだけ、リコイルする際、
これも当たり前ですが、施術者の腕には
押圧する=伸筋が働く、戻る=屈筋が働く
と言った現象が起こります。

 

押して戻るのは当たり前ですが
この時、患者さまの背骨が戻り切る前に
自分の腕の筋肉の作用で
引いてしまう場合があります。

 

患者さまの背骨がリコイルしきる前に
引いてしまった状態です。

 

結果、揺動のリズムが早くなり、
調整の効果が不十分になります。

 

本当に微妙な感覚ですが、

 

押圧

(患者さまの背骨が戻るのを)ちょっとだけ待つ

戻る

ちょっとだけ待つ

押圧

 

というように、施術者の感度を上げ
患者さまの背骨に合わせるように揺動すると
調整の効果の精度が上がると思います。

 

どちらもマニアックな身体の構築と
身体感覚の話になってしまいましたが(笑)

 

よろしければ先生の感覚でお試し下さい。

 

今回の内容は私のセミナーなどで
お身体を使ってさらに詳しく説明
させていただきます。

 

もしご興味がありましたら、
お気軽にご連絡下さい(笑)

 

少しでもみなさまの参考になれば、
幸いでございます。

 

ありがとうございます。
感謝致します。

 

濵岡 俊一郎

 

 
追伸

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濵岡 俊一郎()

自分の技術に限界を感じ、新たな治療法を模索している中で出会ったのがDRTでした。
DRTは方法こそシンプルですが、その効能は高く、まさに自分が探し求めていたものだと直感しました。
シンプルなのは、実は莫大な知識と試行錯誤した臨床の結果であり、その奥深さをさらに詳しく知りたいと思い、セミナーを受講しました。
指標が変化するので、その場で確かな成果がわかるのもDRTの魅力ですね!
これからもDRTを研鑽し、慢心せず常に向上できるよう、日々精進に励みます!