【DRTクレニアル】80代 半身不全麻痺の患者さんに好かれた理由とは?

こんにちは。

 

函館の桃李治療院、

日本DRT協会認定
アドバンスインストラクターの
圖師浩志です。

 

今回は、
80代の認知症の患者様、
Aさんの事例をご紹介
させていただきます。

 

Aさんは87才女性、

脳梗塞後遺症(左半身不全麻痺)、
胸腰椎移行部圧迫骨折(骨粗鬆症)、
認知症、その他

 

Aさんは
ヘルパーさんの助けを借りて、

この春まではご自宅で
一人暮らしをされていました。

 

いよいよ足腰が弱くなり、
認知症も進行したので
お一人で暮らすことが難しくなり、

 

サービス付き高齢者向け住宅に
移られました。

 

高齢者向け住宅に移られてから、
ますます体を動かさなくなり、
デイサービスも体調が悪い、
行きたくないと言われるようになり、

 
現在ではベッド脇のポータブルトイレも
お一人では難しい状態でのご依頼でした。

 

マッサージの同意を
していただいた医師からは、

 

継続同意の条件として少なくとも、
ポータブルトイレが一人で
使用できるようにと言われております。

 

この方は熱発しやすく、
頭痛も頻繁に起こります。

 

お伺いしても施術を
拒否されることがしばしばです。

 

皆さんは、
認知症の患者さんを施術するうえで、

最も気をつけなければいけない事は
何だと思いますか?

 

それは、

「患者さんに嫌われないこと」

です。

 

患者さんに嫌われると
必要な内容の施術が出来なくなり、
場合によってはそばに
近づくことさえ難しくなります。

 

「嫌われない」というのが
施術するうえでの大前提です。

 

もちろん、
認知症の種類やその程度にもよりますが、

認知症の方は「この人いや」「この人嫌い」
と拒否のスイッチがONになると、

 

スイッチOFFにすることは
容易ではなく、施術の継続を
諦めなければならない事もあります。

 

理屈は通りません。

 

どんなに誠意を込めて説明しても
スイッチが解除されることはありません。

 

別な患者さんご家族の話ですが、

献身的にお世話していたお嫁さんを、
何かのきっかけで拒否され、
20年以上出入り禁止にされた。

という話もありました。

 

しかし、
患者さんが嫌がっても
必要な施術はしなければいけません。

 

ここで活躍してくれるのがDRTです。

 

この方には毎回
DRTクレニアルをしています。

 

「今日は頭が痛いのでやめときます」
「気分が優れないので遠慮します」
 

と言われる時は、
 

「それでは、
頭の痛みが取れて、気分が良くなる
首のマッサージだけしましょうか?」
 

と言うのですが、
拒否されたた事は一度もありません。

 

クレニアルの気持ちの良さは
よく分かっているようです(笑)

 

クレニアル後は頭痛も取れ、
気分も良くなっているので、

 

「今日は足が冷えていますね。
動かさないと又、頭が痛く
なっちゃうので動かしますね…
はい、ご自分で動かしてください」

 
とか

 
「寝ている姿勢が良くないので
お尻浮かせてください」

 
と、そのまま腰上げ運動を
してもらったりとか、

 
何とか必要なメニューが
こなせる様に工夫しています。

 

最近では頭痛を
訴えることはあまりなく、
(あっても、少しだけと言われます)

 

体温の変動も
小さくなって来ています。

 

施術はこれからが本番ですが、

DRTにより、
良い結果が出せるのではと
期待しています。

 

皆様のご参考になれば幸いです。

 

最後までお読みいただき、
ありがとうございました。

 

感謝いたします。

 

圖師 浩志

 

追伸

施術前後で痛みが取れる。

 
痛みで苦しむ患者さんが
これほど希望を持てることは
ありません。

 
DRT12の指標は、患者さんの症状に
合わせた指標を全て収録。

 
それだけDRT治療の価値を
伝える事が出来る宝の宝庫です。

 
是非先生もこの12の指標で

患者さんの治そうと
いうモチベーションを
引き出して頂きたいと思います。

↓↓↓

http://drt-uehara.com/online/

圖師 浩志(ズシ ヒロシ)

訪問鍼灸マッサージと実費治療を行っています。DRTは1年前から治療で使っていて確かな効果を感じていましたが、さらに治療効果の精度を上げるため認定インストラクターセミナーを受講しました。この素晴らしい治療法を北海道に広めて行きたいと思います。函館だけでなく道内各地の出張セミナーなども開催予定なので、ご希望の方はHPからお気軽に御相談下さい。