【臨床報告】急性期の外傷でもDRTの効果は抜群です!

こんにちは 大阪府の東大阪で整骨院を やっております。 おおくま整骨院の大熊です。 最近は夏のような暑い日も 出てきましたが、昼夜の

こんにちは

大阪府の東大阪で整骨院を
やっております。

おおくま整骨院の大熊です。

最近は夏のような暑い日も
出てきましたが、昼夜の
寒暖差はまだありますね。

季節の変わり目は
自律神経も乱れやすく

体調を崩す方も多いと思います。

みなさま
くれぐれもお気をつけください。

さて、今回は急性期でもDRT!
第一選択できる素晴らしい手技である
ということをお伝えしたいと思います。

4月11日から来ていただいて
おります、80歳の患者さんに
です。

主訴は

左下腿の外側と後ろ側の
痛みがあります。

ご高齢ですが昨年まで
2時間くらいは、いつも
平気で歩いておられた健脚の方です。

寒さもあり、半年くらい、
あまり歩いておられませんでした。

少し暖かくなってきたので
ちょっと頑張って歩いたそうです。

時間にして1時間

いきなり歩いたので足が
びっくりしたのでしょう!

次の日

激痛で歩けなくなりました。

家の中でも這うように
しないと立ちあがれません。

膝が曲げられません。

痛すぎて夜も眠れません。

かなりお辛そうでした。

そこで

その患者さまは自分の娘さんに
相談されました。

娘さんのご主人さんが当院の
患者さんであったので

早速、そのご主人さんから
当院にお問い合わせがありました。

内容は

「お母さん(義母)が今日、足が
痛すぎて歩けなくなったので、
是非みて欲しい」

ということでした。

だいたいの内容を聞いて

「それでは一度みせていただきたいので
来てください」

と予約をとっていただきました。

さっそく膝の整形外科的な
テストをさせていただき

DRTの膝の検査をしました。

すべて(-)でした。

触診で膝の裏外側に腫脹が
感じられました。(左右差比較して)

踵を外に開くと左が下腿外側に
ひびく感じ

下腿は左4番目が激痛 
2、3は痛みあり

僧帽筋 左3か所目 痛みあり

C2 右

でした。

施術後

下腿2,3はクリア

下腿4はペインスケール10→7

僧帽筋 クリア

C2 クリア

です!

ベッドに座ってもらい、
立ちあがってもらいました。

自力で立ち上がれました。

先程は支えがないと
立ちあがれませんでした。

膝はまだほとんど曲げられません。

全体的なペインスケールは
10 ⇒ 7

歩行は可能になりました。

すると

突然、患者さまは 
泣きだされました!

「もう歩けなくなるかと思った~」
とのことでした。

高齢ということもあり、

常に「歩けなくなる」
という恐怖があったそうです。

本当に喜んでいただけて
良かったです。

最初に

指標がクリアになることが
大切だということを説明させて
いただいておりましたので

次の日の予約を取って
いただきました。

4月12日

まだ腫脹があり、疼痛もかなり
あるだろうと前もって
説明していたのですが

「先生、まだ少し痛いけど楽に歩けます!」

と支えなしで来られました。

自分も内心、

「良かった~」

と思いながら

「絶対、歩き回らないでくださいよ!
今が一番大事な時ですから」

とお伝えしました。

まずは
検査です。

踵を開くと左に違和感
左下腿2~4 

特に4が痛いが昨日を10とすると7

僧帽筋 右 3番目

C2 右

腫脹は、ほとんどなし
これがDRTの凄いところです。

施術後

左下腿4だけ 痛み残存 10→6

僧帽筋 クリア

C2 右 10→4 
(残存したので少しだけ頸部の調整をしたところ クリア)

検査後、歩いてもらうと

またまた
泣きだしてしまいました。

「また、歩ける~!」
本当に嬉しそうでした。

DRTでは症状は
追いません。

追うのは3大指標です。

これをできるだけクリアに
もっていくように心がけております。

それと

当たり前ですが
当院での施術時間よりも
圧倒的に家での生活の時間が
長いわけですから

生活面でもアドバイスを
させていただきます。

私:指を切ったらどうします?

患者さん:消毒して、絆創膏をはります。

私:痛みがなくなって瘡蓋(かさぶた)ができますよね。
  そこで治ったかな~と思って指を動かすとどうなります?

患者さん:またプチッと瘡蓋が破れて血がでます。

私:ですよね~この傷んでいるところも同じですよ!
  あまり動かさないでくださいね

患者さん: はい、わかりました。

こんな会話があり、なるべく安静に
して帰宅してもらいました。

4月14日

娘さんの支えなしで来られました。

靴も今まで踵を踏んずけて
いたのですが「ちゃんと履けたよ」
と言っていただけました。

歩行の動画を施術前と後で
撮らせてください

と頼み撮らせて
いただきました。

前回までは痛みで動画
どころではありませんでした。

まず歩いてもらうと

左右にぶれます。

左踵接地の時間が
痛みのため顕著に短く、

反動で右に大きく
ぶれてしまいます。

歩幅は小さく
「チョコチョコ」と歩く感じです。

自覚症状としては

朝起きた時が痛い 10 ⇒ 7
その他はかなり痛くない 10 ⇒ 5

検査

踵 左 (可動域は上がっています)

下腿 なし 
びっくりするくらいクリアになりました

僧帽筋 右3

C2 右

膝の屈曲 110度

DRT施術の後

踵 左  10 ⇒ 2

下腿 クリア

僧帽筋 クリア

C2 クリア

膝の屈曲 90度

歩行の確認

左右ぶれは多少ありますが
歩幅とスピードが大幅に
改善されました。

「治りかけが一番再発しやすいので
気をつけてくださいね」

と念を押しておきました。

「先生の言う事、絶対、聞きます!」

と笑って言っていただけました。

ありがとうございます。
感謝いたします。

このように

急性の外傷、特に腫脹が強い場合でも
DRTは第一選択できる素晴らしい手技だと
確信いたしております。

長文読んでいただき
ありがとうございます。

皆様のお役に少しでも立てましたら
こんなに嬉しいことはありません。

おおくま整骨院
大熊 達也

追伸

熊本で5月1日(日)
DRTでボランティア施術
して下さる先生いませんか?

上原先生も参加されます!

5月1日の午前10時頃から午後5時頃まで、
熊本空港からほど近い、
阿蘇熊本空港ホテル エミナースにて、
ボランティア施術を
有志で行う企画を立ち上げました。

このホテルには、熊本地震の
被災者が2000人程おります。
また、スタッフも大勢おります。

先が見えない被災地生活で、
皆さんだいぶ疲れが溜まっていると思われます。

実は、私はこのホテルで
支配人を務めている者とは、
小中学校の同級生です。

彼はホテルでは最高責任者であり、
避難所の最高責任者でもあります。

その繋がりで、私の仕切りによります、
阿蘇熊本空港ホテル エミナースにて、
ボランティア施術を企画致しました。

心優しく、5月1日に都合がつく先生、
私と一緒に被災地の方へボランティア施術
を致しませんか?

当日、都合がつき、ボランティア施術を
してくださる先生は私へメッセージをください。
待っておりますm(_ _)m

内司 和彦