【大発見】C2の良い状態を維持できない理由

こんにちは。

大阪のマスターインストラクター、
オーソライズド3期の貴志と申します。

コロナ騒動も徐々に
鎮静化してまいりましたね。

私は大阪の岸和田で
治療院を運営していますが、

幸いコロナによる影響は
全くございませんでした。

コロナに関係なく通常営業しており
売上げは3月が192万、
4月は166万でした。

4月度はコロナが原因というよりは
3月度に最高月商を達成して、

私がその器に追いついていないせいで
離脱患者様を出してしまったのが原因です。

新規患者様数も通常通りで
5月度はGWのお休み以外は
稼働率が4月よりも上がる見込みです。

ちなみに昨日、今日、明日まで
1日ぶっ通しの稼働率です。(嬉汗)

私の気持ちは、

「DRTなら何があっても大丈夫!
 頑張れば必ず結果はでます!」

です!

ということで
前置きが長くなりました。

今回は

『【大発見】C2の良い状態を
 維持できない理由』

というテーマで
お伝えいたします。

是非、最後までご覧になって
参考にして頂けたらと思います!

さて、先生は
3大指標をチェックしているときに

「あれっ!?
 下腿三頭筋はあまり痛がらないのに
 僧帽筋やC2が激痛?!」

と思った
経験はないでしょうか?

私は、

「下腿三頭筋が良いから
 姿勢は良いはずなのに、
 なぜC2が激痛なんだろう…?」

と、ずっと疑問に思っていました。

あれこれ悩んで
考えてもみましたが、

なかなかしっくりくる
回答が…。

ですが、あることがきっかけで、
やっとこの”謎”が解けたのです!

その答えが

“下腿三頭筋のヘタリ”

でした…。

“ヘタリ”とは、

強い炎症が起きていて、
熱くてむくみが強いのですが
筋肉自体は柔らかい。

そして、

触覚が鈍っているため
圧痛を感じにくい、
または感じない。

このような状態と考えております。

私の経験上の話ですが
筋肉は負荷が掛かると、
ある程度までは硬くなります。

ですが、
ある程度の負荷を超えると
筋肉は硬さを保つことができなくなり、
“ヘタった状態”になってしまうのです。

筋肉がある程度硬い状態では
痛覚は正常に働くため、
患者様は圧痛を感じますが、

“ヘタった状態”になると痛覚は鈍り、
患者様は痛みを感じにくいか
または感じない状態になるのです。

この状態について、
分かりやすく生卵で例えてみます。

新しい生卵を割ると、

「プリン!」

として弾力がありますよね。

反対に古い生卵を割ると、

「ベチャァ…」

と、柔らかいというよりは
ヘタってしまっており、
黄身がぺターンと広がって
しまうこともあります。

この古い生卵の、
柔らかいというより
ベチャっとしている状態、

これが”ヘタリ”です。

そして、この”ヘタリ”が
無理をしている患者様の
下腿三頭筋に現れることがあるんです。

この状態の患者様は困ったことに、
ご本人は無理をしているという
自覚がない時がほとんどなのです!

ヘタリについてまとめますと、

・炎症が強く状態が悪い

・圧痛が強く出るはずなのに、
 感覚鈍麻が起きているため
 圧痛を感じない

・本人に無理をしているという
 自覚が無い

このような状態となります。

私が”ヘタリ”に気が付いたのは、
定期的に通院されていて
いつも指標がクリアで良好な患者様を
チェックしていたときでした。

来院されたとき

下腿三頭筋は問題がないのに
C2と僧帽筋の良い状態の持続が、
前より明らかに悪くなっていたのです。

それを疑問に思い、

「何か無理をされましたか?」

と患者様に伺っても、

「いいえ、普段通りです」

とのご回答。

「何かおかしいな~」

と思いつつ、DRTをしました。

もちろん術後の三大指標は
全てクリアなのですが…。

次に来院されたときの指標は、

前回同様に下腿三頭筋はあまり痛がらず
C2と僧帽筋の良い状態の持続が
以前より悪くなっているのです…。

こういった状態の方が1人だけでなく、
何人もの患者様で確認できたのです。

私は考えました。

なぜこの様な現象が
起きるようになってしまったのか。

2つの理由が考えられました。

1つ目は、
単純に今まで”下腿三頭筋のへたり”に
気が付かなかったということ。

つまり、
慢心していたということです。喝

2つ目は、
健康の維持・増進が、
様々な理由により困難な時代に
なってきているということです。

2つ目については、
5年程前から感じておりました。

さらに、
下腿三頭筋は一度ヘタリの状態に
なると、なかなか回復してきません。

なぜなら、
人体は常に重力に逆らっているからです。

つまり、座位でも立位でも
姿勢を維持している限りは、
下腿三頭筋に負荷がかかるわけです。

加えて、
下腿三頭筋は寝ている間も
体が捻れたりするのを防いでくれて
働き続けているのです。

なので就寝時に、
こむら返りが多いのだと思います。

寝ていても起きていも、
座っていても何をしていても、

下腿三頭筋は
頑張ってくれているわけです。

ですから、
一度ヘタってしまうと、
なかなか回復が難しいのです。

その結果、
DRT後の良い状態をキープし辛く、

C2の指標が取れにくくなるのでは
と考えられます。

もちろん、
下腿三頭筋がヘタってしまったら
治らないわけではございません。

改善のスピードが
遅くなってしまうということです。

ですから、
下腿三頭筋にヘタりが出てしまった
患者様には、

「現在、ふくらはぎの筋肉が
 ヘタってしまっております。

 この状態ですと
 良い姿勢を維持しようとしても
 いつもより難しいと思います。

 ですから、少しで良いので
 姿勢を意識してみて下さいね」

とお伝えするようにしています。

このときに頑張った患者様は、
下腿三頭筋のヘタリが回復すると、
劇的に指標が改善されます。

その理由は、
今まで以上に姿勢を意識することで
良い姿勢が習慣化されるからだと思います。

改善が見られたときに、

「いつもより姿勢を意識して
 頑張ったおかげですよ!」

と患者様にお伝えすると、
とても喜んで下さいます。

下腿三頭筋のヘタリが出たときは
大変ではありますが、

ピンチはチャンスです!

克服したときには
“雨降って地固まる”わけです。

雨降って地を固まらせる為には、
姿勢の徹底に加えて、

セルフケアも頑張って頂くと、
より経過が良いです。

オススメのセルフケアは

“寝転ぶ”

です。

人体は常に重力に晒されています。

さらに2足歩行という、
自然の摂理に逆らった生き方を
選択しているのが人類です。

その為、健康な方であっても、
1日8時間以上は寝転んで
重力の負担を減らすことが理想です。

ましてや、
下腿三頭筋は抗重力筋です。

ヘタっている状態のときは
いつも以上に寝転ぶことを意識して、

日々の重力による負担を少しでも
減らすことが大切だと考えます。

ですから、
下腿三頭筋のヘタリが出た患者様には
寝転ぶ時間を1日10分程度でも
増やすように伝えております。

ですが、
寝転ぶときにも注意が必要です。

1番良い寝転び方は上向きで、
枕の高さについては
低めか無しがオススメです。

ですが、
頸椎ヘルニアがひどい場合や、
円背気味の方に関しては
若干高めの枕がいいかと思います。

また、
上を向いて寝るのが困難であったり、

横になってTVを観たいときなどは
C2の圧痛側を下にします。

このときの枕は、
肩幅くらいの高さの枕を用意して、
脊柱が水平になるようにします。

枕が高過ぎても低過ぎても
脊柱が水平にならず曲がってしまい、

DRT後の良い状態を
維持しにくくなってしまいます。

ですが、
同じ方向ばかりに横になっていると
それはそれで辛くなります。

そんなときには、
反対向きになって頂くよう
アドバイスをします。

また、
膝と膝の間にクッションを挟むと
上側の脚が内向きになるのを防ぎ、
良い体位を維持しやすくなります。

こうすることで、
脊柱の土台となる仙骨の歪みを
防止できるんですよ。

うつ伏せ(下向き)に寝るのは、
頸椎の捻じれを作ってしまうので
できれば避けて頂きたいです。

寝転ぶときの注意点をまとめると、

・可能な限り上向きに寝転ぶ
 (枕は低め)

・横向きのときは、
 C2の圧痛側を下にして
 膝と膝の間にクッションを挟む
 (枕は肩幅くらい)

となります。

これらを意識すると、
下腿三頭筋のヘタリの回復は、
グッと早くなります!

ヘタりの度合いが強いときは
週1回の来院ペースで1ヵ月程度、
プラス、姿勢と寝転びを意識して頂くことが
必要かと思います。

この場合患者様には、

「調整後の良い状態を維持するための
 ふくらはぎの筋肉が限界を
 超えてしまっています。
 
 1カ月程は治りにくい状態に
 あると認識してください。

 ですから、
 普段の姿勢をより気を付けたり、
 寝転んで身体を休める時間を
 作ってくださいね」

とお伝えしております。

下腿三頭筋のヘタリの回復に伴い
正常な感覚が戻るため、

検査時に痛みを感じるようになる
ケースが多いです。

しかしこのときには、
C2の指標は改善されているはずです。

ですから焦らずに

「ふくらはぎが回復してきたから
 痛みを感じられるまで
 正常に改善してきましたよ。

 ふくらはぎは痛いと思いますが、
 1番大切な首の痛みは
 楽になってきましたよね!
 
 それは、
 ふくらはぎが回復したことで、
 良い姿勢を維持できているからです。

 施術後の良い状態を
 維持できるようになりましたね!」

と、お伝えしております。

すると患者様は、
ニッコリと喜んで下さります。

この回復までのプロセスを、
初めのヘタリに気が付いたときに
しっかり伝えておくと、

「先生の言った通りになっていく!」

と、思って下さります。

今回の内容は、
あくまで私個人の見解です。

何か少しでもご参考になれば幸いです。

最後までご精読頂き、
ありがとうございます。

感謝致します。

※今回の内容は、
施術後の指標はクリアになるのに、

次回来院時の術前検査の戻りが
大きい患者様を想定しております。

記事内の”痛い””痛くない”は、
すべて指標検査時のことです。

あくまでも貴志個人の見解です。

ご検証の程、お願い申し上げます。

貴志勇一

 

追伸

貴志先生、詳細な説明を
ありがとうございました!

皆様も是非実践で取り入れて
みて下さいね!

さて、コロナ騒動もそろそろ
収束に向かっていますね。

人々の動きも活発になって
治療院集客も調子が戻ってきている
先生も多いのではないでしょうか。

さらに勢いをつけて
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追々伸
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貴志勇一(きしゆういち)

治療家として19年、16万人の患者さんを診てきた中(2018年現在)、DRTほど再現性が高く、治療効果も高く、患者さんも喜んで下さる治療法はありませんでした。
DRTを導入してから、痛み、しびれなどはもちろん「病院や他の整体院で良くならなかった」「手術しかないと言われた」といった重症患者さん、一般的には治らないとされる病態にも自信を持って対応できる様になりました。

私の使命は、この素晴らしい治療技術を1人でも多くの先生にお伝えし、1人でも多くの患者さんを救出する事です。
地元である大阪泉州地域から和歌山全域に至っては、DRTの広がりが不十分過ぎます。
その為、「どこに行っても治らない」と、諦めている患者さんは相当数おられると思います。
私はそういった治療難民患者さんを救出したいと願う先生にこそ、DRTをお伝えしたいと考えております。

今よりも少しでも良くなりたいという方であれば、DRTは、絶対にあなた様のお役に立つと言っても過言ではありません。どんな些細な事でも遠慮なくご相談下さい。
私が何かのきっかけになれれば、これ以上嬉しい事はございません。あなた様からのご連絡お待ちしております。
ありがとうございます、感謝致します。