MRIで異常なし。それでも改善した15年続く頭痛の症例

こんにちは。
エグゼクティブ2期受講中の麻田です。

今回は、15年以上頭痛に悩まれていた
患者様の症例をご紹介いたします。

 

患者様は30代の女性。

 

来院時のお悩みは、
立ち上がる時や身体を捻った時に出る
肩から背中の痛みと、15年以上続く頭痛でした。

頭痛に対しては約15年間、
市販の痛み止めをほぼ毎日服用されており、

「薬を飲まない日はほとんどありません。」と
お話しされていました。

これまで頭痛がひどくなるたびに
MRI検査を3回受けられましたが、
いずれも異常はなく、お薬による対症療法のみ。

そのため、ご本人にとって
頭痛は「あるのが当たり前」の状態になっていました。

姿勢を確認すると、反り腰が強く、
壁に踵をつけて立つと
腰と壁の間に指が4本入るほどの状態でした。

初回の指標検査では、
・SP検査でT5・T7の可動性低下
・C2左側の圧痛
を確認しました。

 

施術後は圧痛が軽減したものの、
まだ残存しており、
頸椎周囲の緊張も非常に強い状態でした。

そこで、
「まず首まわりの状態が変わってくると、
長年のお悩みである頭痛にも変化が出てきますよ。」
とお伝えし、週1回の施術を開始しました。

 

最初に変化が現れたのは、
頭痛ではなく背中の痛みでした。

2〜3回目の施術後には、
「背中がかなり楽です。」
と喜んでいただけました。

一方で、頭痛はすぐには改善しませんでした。

 

施術中は、
「とても気持ちよくリラックスできます。」
「頭痛の感じ方が以前とは少し違う気がします。」

という変化はあったものの、
翌日には頭痛を感じ、
不安から痛み止めを服用する日が続いていました。

ここで改めて実感したのが、
DRTは症状を追うのではなく、指標を追う施術である
ということです。

 

症状の改善には個人差があります。

長年続いた症状ほど時間がかかることもありますし、
身体の状態によって改善のスピードも異なります。

しかし、指標が変化している限り、
身体は確実に変化している。

これがDRTの大きな特徴だと改めて感じました。

実際に7回目頃までは、
「少し違和感が変わってきた気がします。」
「以前とは少し違う感じがします。」という程度で、
この時点でも頭痛や不安は残り、痛み止めも服用されていました。

 

しかし施術を重ねるにつれ、
反り腰も改善し、腰と壁の隙間も指2本程度まで変化。

 

そして8回目以降になると、
「頭痛が以前とは全然違います。」
とお話しされるようになり、
頭痛の頻度も大きく減少していきました。

 

さらに11回目の来院時には、
「もう頭痛は全く気になりません。」
との嬉しいご報告をいただきました。

 

15年以上ほぼ毎日服用していた痛み止めも不要となり、
ご本人も大変驚かれていました。

 

今回の症例を通して改めて感じたことがあります。

それは、
毎回の指標変化を患者様と共有することの大切さです。

 

頭痛でお悩みの患者様は、
どうしても症状だけに意識が向いてしまいます。

 

しかし実際には、
背骨全体の状態や姿勢の変化が積み重なり、
その結果として症状が改善していくケースも少なくありません。

今回も、7回目頃までは劇的な変化はありませんでした。

それでも身体の中では確実に変化が積み重なり、
ある時を境に症状が大きく改善していきました。

 

だからこそ、
施術者自身が指標の変化を信じ、
患者様と共有しながら積み重ねていくこと。

 

その大切さを改めて学ばせていただいた症例でした。

 

この症例が、皆様の日々の臨床の参考になれば幸いです。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

ありがとうございます。
感謝いたします。

エグゼクティブ
麻田浩

 

 

麻田浩(あさだ ひろし)

初めまして、“けん幸整体院こまつ”の院長 麻田 浩です。

開業から約10年目に、DRT(ダブルハンド・リコイル・テクニック)を考案したお茶の水カイロプラクティクの上原先生と出会い、DRTの治療技術のすばらしさ、上原先生の人柄にあこがれ、DRTの施術を通じ、お身体のことで悩んでいる方、つらい思いをしている方のお役に立ちたいと考え、DRTを主な施術として、現在も上原先生のもと日々精進しております。