DRTが医学会に認められるために出来ること
こんにちは。
アドバンスインストラクター
の中山賢一です。
私はDRTメルマガであまり症例
報告をしないのですが、
今日はその理由の2つ目をお伝えします。
それは西洋医学と言われる現代医学にも認知され
取り入れていただきたいと思っているからです。
私の院にもドクターが来られています。
ドクターの方は個人レベルでは
DRTのよさを体感して頂いております。
感覚的には楽になることを実感して頂けます。
ですが、理論的に理解しているかというと
残念ながらご理解いただけません。
通院して頂いているドクターですら
このような状態です。
ましてDRTを知らないドクター(医学界)に
理解して頂こうとすると、
いくら臨床報告だけがたくさんあっても
難しいのです。
ざっと考えてみても以下の項目は必要と思われます。
1. 臨床報告(症例報告)
2. 統計(どのような症状・年齢・性差・病歴などで、どのような施術結果がでたのか)
3. 理論考察(どのような理論が考えられるのか)
4. 検証(その理論を実験・検証できるのか)
5. 再現性の確認(誰がやっても再現性はあるのか)
最低でも上記の事を積み重ねるしか、
医学界では認められないと思っております。
DRT協会で不足しているのは
- 3の理論考察
- 4の検証
- 5の再現性の確認
だと思っております。
これを乗り越えられれば病院のリハビリでも
取り入れられると思います。
まず私が行っているのは3の段階です。
いろんな可能性を考えて
理論づけしてみております。
そして可能であれば3で理論づけしたことを
実際にはどうなのかというのを
4の検証でいろんな検査機器で施術前と施術後の
変化のデータを取ってみたいです。
目安となりそうなのは他覚的所見で
・可動域
・下腿の太さ
・体温の変化
・血液検査
だと思います。
可動域は皆さん普通に改善を確認して
おられると思います。
これを具体的な数値で残していくのです。
下腿の太さは当院でも以前は
計測したときもありましたが、
時間がなくて現在は行っておりません。
下腿の太さはむくみが強い人ほど
変化は大きかったです。
体液循環の改善で見られる反応だと
思っています。
体温も変化があります。
血液循環の改善や自律神経の影響だと思います。
汗腺も開きます。
施術後に汗が出る人は多いです。
これは自律神経の働きです。
これも体温が上がることによる
体の温度調整としての作用であるのか、
ただ単純に自律神経の作用として
汗腺が広がるからなのかの検討が必要ですが。
自律神経の効果があれば血液検査でも
変化は出ます。
白血球の中の顆粒球とリンパ球の割合が
変化します。
交感神経優位ならば顆粒球の割合が増加します。
副交感神経優位ならばリンパ球の割合が増加します。
5の再現性の確認も難しいです。
変化が出せるのは確実です。
が、
その基準をしっかり確認するための
徒手検査が難しいからです。
ですから機器によるデータの変化で
あれば検査の熟練はいらなくなるので、
かなり有効な方法だと思います。
以上私の野望も入っていますが、
DRTを治療家のみにとどまらせておくのは
患者さんにとっての不幸です。
当院でも手術が決まってから
来院される方も多いのですが、
皆さん変化に驚きます。
そして
「もっと早く来ればよかった」
と言いつつも手術を受けられます。
このような人を一人でも少なくしていくには、
病院のリハビリをも変えられるような力を
DRT協会でつけるしかないです。
どんなに優れた治療家でも
多くの普通の人にとってはドクターの方が
信頼できるのです。
ですからここはドクターがいる
病院のリハビリから変えるしかありません。
皆さん、最後まで読んでいただき
ありがとうございました。
感謝します。
追伸
中山先生の本日の内容を
お読みになって
実際に検証している!
という先生がおられましたら
是非こちらにご連絡いただけ
ますと幸いです。
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