【臨床報告】80代女性パーキンソン病患者さんが劇的改善
こんにちは。
函館の桃李治療院、
DRTマスターインストラクターの
圖師浩志です。
さて、今回は
パーキンソン病の症例を
ご報告したいと思います。
訪問マッサージを
行っている者にとって、
脳梗塞・脳出血・クモ膜下出血などの
脳血管障害後遺症と並んで、
パーキンソン病や
パーキンソン症候群は
馴染深い疾患であります。
馴染深いといっても、
DRTと出会う前は正直言って
パーキンソン病の患者さんには
苦い思いでしかありません。
訪問マッサージの対象となる方は
歩行困難が条件ですので、
かなり病状が進行したところ
からスタートします。
今までは「これは!」と言う
成果を出したことがありませんでした。
この病気については
皆さんご存知のことと思います
ので説明は省きますが、
「昨日できた動きが今日はできない」
「先ほどまで、できていた事が
今はできない」
という事が特徴です。
そこを理解し、
患者さんを励ましながら
施術者も根気よく
対応しなければなりません。
ご家族の理解がない場合は、
ご家族への指導も
訪問マッサージの仕事です。
分かっているつもりでも、
さっき出来たことが今できないと
「さぼっている」
「甘えている」
と思ってしまうのでしょう。
その思いが言動に出てしまうと、
患者さんはますます
動けなくなってしまうのです。
今回の症例は80代女性、
病名はパーキンソン病です。
数年前に診断され、
この春までは病状も比較的
緩やかな進行状態でしたが、
下肢の浮腫が強くなり
身体が大きく右に傾き、
椅子に座れば時間とともに
右に崩れて安定せず、
歩けば右に右に曲がって
まっすぐ歩けない状態になりました。
最初の写真をご覧ください。
↓↓↓
この時点で数回DRTを行っています。
DRTを行う前は傾きが
もっと大きかったです。
もともと、
メルマガ用に写真を撮ったのではなく、
患者さんに見せてリハビリへの
意欲を出してもらう目的のものなので、
あまりうまく撮れていません。
ちなみに、
当初は仰臥位とDRTクレニアルを、
マスター受講中から
仰臥位とサンビーム(DRTエネルギー)
を行っています。
施術前後の写真です。
↓↓↓
毎回、施術の度に少しずつ改善…
というわけにはいかず、
病気が病気なだけに
調子が良いなと思った翌週には
また傾きが戻り
動きが悪くなることもあります。
気圧や気温の変化に
影響される面もあるようです。
一歩進んで二歩下がる、
三歩進んで二歩下がると、
緩やかに改善してきています。
最初の写真から2週間毎
(施術後)の写真です
↓↓↓
下肢の浮腫の写真も
撮りたかったのですが、
水虫が恥ずかしいと断られました。
特に右足部の浮腫が強く、
足趾・足関節の動きがかなり
制限されていました。
しかし現在はほぼ目立たない
状態を維持しています。
浮腫はDRT開始後、
1ヶ月ほどはほとんど
変化がなかったのですが、
1ヶ月をすぎる頃から
少し変化が現れ、
ある日施術前にチェックすると
一気に改善していたのには驚きました。
現在、座位も安定し歩行も屋内を
ゆっくりとですが真っ直ぐに
歩くことが出来ます。
この状態を維持し、
願わくばさらに良い状態に
できるように努力して参ります。
皆様のご参考になれば幸いです。
最後までお読みいただき、
ありがとうございました。
感謝いたします。
圖師 浩志
圖師 浩志(ズシ ヒロシ)
訪問鍼灸マッサージと実費治療を行っています。DRTは1年前から治療で使っていて確かな効果を感じていましたが、さらに治療効果の精度を上げるため認定インストラクターセミナーを受講しました。この素晴らしい治療法を北海道に広めて行きたいと思います。函館だけでなく道内各地の出張セミナーなども開催予定なので、ご希望の方はHPからお気軽に御相談下さい。
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