なぜDRTが自然治癒力を最大限引き出すと思うのか
皆様こんにちは、
スーパーレイティブ2期受講中の
麻田です。
今回は、偏平足から
うっ滞性皮膚炎・潰瘍が出来てしまった
症例についてご紹介させていただきます。
患者様は70代の女性で、
10年以上前から両足首に
腫れがあるものの、
普通に歩けていたので
あまり気にしていなかったようです。
約2年前に右足首が強く痛むため
整形外科でレントゲン撮影した結果、
偏平足がひどく内側アーチが
完全に崩れた状態でした。
また、うっ滞性皮膚炎から潰瘍を発症し、
内外くるぶし周囲から
浸出液が出る状態。
さらに、右下腿から足背までに
むくみも強くあり、
右足を外側に向け、
脚を引きずるような歩き方になっています。
また、立っている時よりも
横になった時のほうが、
両足のしびれを強く感じる
という症状もありました。
病院では、
偏平足の手術が検討されましたが、
うっ滞性皮膚炎及び潰瘍があるため
手術は出来ないとのこと。
そのため、病院から処方された
塗り薬を潰瘍部分に塗布し、
ガーゼと弾性ストッキングで対応し、
ご自宅では、少しでも歩きやすくするために
特注のスリッパを使用。
外出時には潰瘍部分を圧迫しない
靴を履いていましたが、
それでも約2年間は
何も改善しなかったとのことです。
【施術の経過】
■初回~3回目
C2の指標はクリアになるものの、
フクラハギの指標は、
約半分強残る状態でした。
終わって歩こうとすると、
1.2歩は何かつかまらないと歩けず、
右足は引きずるように歩き、
日頃の起床時と
ほぼ同じくらいの状態で変わらない。
歩き出すと何とか歩ける状態です。
■4回目
3回目以後は足の軽さもあり、
「歩きやすくなった」
と言ってくださいました。
■5回目以降
一進一退で症状の大きな変化は
ありませんでした。
■約3ヶ月・20回目
患者様から足首の内側の潰瘍が良くなり、
浸出液も出なくなったとのこと。
さらに、施術後の歩き方も
以前よりスムーズになり、
歩きやすさを感じているとのことです。
ただ、足首外側の潰瘍はまだ改善がなく、
むくみやしびれ感は残存しています。
ただ、約2年もの間、
塗り薬だけで何も変わらなかった
潰瘍が改善したのは、
DRTが引き出す自然治癒力を
最大限に発揮するということを
改めて再確認でき、
DRTを学び続けてきたから
こその結果だと考えます。
本当に良くなるには、
まだお時間は必要と考えますが、
自然治癒力は無限という事を大切にし、
これからもDRTを学び続け、
お身体の不調で悩んでいる方の
お力になれればと考えます。
今回の症例が
皆様のご参考になれば幸いです。
最後までご覧いただき
誠にありがとうございます。
感謝いたします。
麻田 浩

麻田浩(あさだ ひろし)
初めまして、“けん幸整体院こまつ”の院長 麻田 浩です。
開業から約10年目に、DRT(ダブルハンド・リコイル・テクニック)を考案したお茶の水カイロプラクティクの上原先生と出会い、DRTの治療技術のすばらしさ、上原先生の人柄にあこがれ、DRTの施術を通じ、お身体のことで悩んでいる方、つらい思いをしている方のお役に立ちたいと考え、DRTを主な施術として、現在も上原先生のもと日々精進しております。
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