【臨床報告】座位の上部頸椎直接調整法の改善事例

こんにちは、
函館の圖師(ずし)です。

今回2回目の投稿に
なります。

現在、脳血管障害後遺症への試みを
続けている私でございますが、

昨年12月、第2回DRT症例発表会
のおり、

東京で訪問マッサージを
されているK先生に

「脳血管障害後遺症の麻痺は
 改善すると思いますか?」

と聞かれました。

私は

「麻痺は良くなりませんが
残存機能を高めることにより
体動は良くなります」

と、当たり障りのないこと
を言いました。

しかし心の中では

DRTを今までの施術に取り入れれば、
今までにない効果を期待できると
思っていました。

もちろん訪問マッサージの対象に
なる方は、発症後数年以上経過し、

なおかつ独力では安定した歩行が
できない方々です。

皆さん重症なので安易なことは
言えませんが、

現在数名の方に試みています
ので今後順次ご報告していき
たいと思います。

さて、前置きが長くなりました。

今回は座位のDRT上部頸椎
直接調整法の事例を
3つご報告いたします。

DRT上部頸椎直接調整法は

ご存知の先生も多いと
思いますが、

患者さんに座位に
なっていただき上部頸椎を
直接操作する方法です。

認定ベーシックセミナー
のカリキュラムに入って
おり、

通常のDRTと同様に
受け手に負担のない
優しい手技です。

それでは事例に
入ります。

【1例目の患者様】

50代女性、毎月片頭痛を
起こす方で、ちょうど
その痛みのピークでの施術でした。

通常のDRTのあと
座位で2分弱、頸椎の緩む感覚
を得て終了。

痛みはその場で消失しました。

【2例目の患者様】

寝違いで首が痛むといった
症状の患者様です。

頸部左右回旋・屈曲の
可動制限と痛みがありました。

上部頚椎のみ確認し座位のDRT
を時間にして3分ほど施術。
頸椎の緩みを感じ終了。

可動制限と痛みは少し残るものの
痛みの改善が見られました。

の後2時間ほどで痛みは
全くなくなったとのこと。

【3例目の患者様】

訪問マッサージでお伺い
している患者さんの
ご家族です。

拇指腱鞘炎とのことで、
上部頚椎のみ確認し座位のDRT。

直後効果はそれほど顕著な
ものではありませんでしたが、

3日後お聞きすると
7割ぐらい痛みが減ったとの事です。

その後、同様の施術を2回して
痛みはなくなりました。

今回の報告は以上で
となります。

上部頸椎直接調整法は
このように座位で出来るので
通常のDRTと合わせて
つかったり、

患者様のご家族に
やって差し上げる
際には時間も取られず
結果が出せるので

とても重宝して
います。

さらに精度を高めて
患者様に喜んで頂ける
よう精進していきます。

さて、

私は現在北海道で
ただ一人のアドバンス
インストラクター
だと言うことです。

嬉しさと共に、正しいDRTを
お伝えしていく責任も
感じています。

DRTは

シンプルで短時間で済むとか、
初心者でもそれ相応の効果が
出るとか、

根本治療であるとか、

良いところは沢山ございます。

その中でも
あえて一つ挙げるとしたら
私は

————————-
DRT独自の指標により、
施術の見通し、適否まで
鑑別できるため、どんな
患者さんが来ても困らないし迷わない
—————————–

所だと思います。

ちゃんと使いこなせば

治療家としてこの価値は
計り知れないです。

一生ものの宝
だと思います。

ここまでお読みいただき
ありがとうございました。

先生も一緒に頑張って
行きましょう。

圖師 浩志

圖師 浩志(ズシ ヒロシ)

訪問鍼灸マッサージと実費治療を行っています。DRTは1年前から治療で使っていて確かな効果を感じていましたが、さらに治療効果の精度を上げるため認定インストラクターセミナーを受講しました。この素晴らしい治療法を北海道に広めて行きたいと思います。函館だけでなく道内各地の出張セミナーなども開催予定なので、ご希望の方はHPからお気軽に御相談下さい。