治療家の仕事は施術することだけじゃない
メルマガをお読みの皆様
こんにちは。
今回執筆を担当させて頂く
スーパーレイティブ4期の
田中雅浩と申します。
私は月に1回、お仲間の先生方と一緒に
上原先生の施術を受けに行っています。
そこでは自分の施術を受けて
身体が楽になるのは当然ですが、
施術を実際に受けて
気づきも多くあります。
また、他の先生方の施術を見ながら、
上原先生の最新の技術解説を体感できる
非常に貴重な機会です。
言うなれば
『メンテナンス勉強会』のような感じです。
施術者の身体が調子悪いと、
施術効果も思ったように
出なくなることがあります。
もしくは施術すると
異常に疲れます。
多分、元気のない治療家の施術は、
患者さんも施術を受けていて
疲れるのではないかと思います。
そういう意味では、
治療家の仕事の一つは
『自分の身体を
エネルギッシュな状態に保つ』
という事も含まれるかもしれません。
身体の疲労は心の疲労と
つながっているますので、
現役の治療家は
その両者を保つ必要があります。
そういう意味では、
自分自身が施術を受けて
身体をケアするというのは、
とても大切なことだと思います。
また、施術というのは
『自分で自分の施術を
受けることができない』
という当たり前の事実があります。
施術はイメージの世界でもあるので、
イメージできない施術は
患者さんの身体への浸透度も浅くなります。
そこで自分自身が施術を受けることで、
「患者さんはこういう気持ちで
施術を受けているのか」
というイメージを持つことができます。
もちろん上原先生の施術と
私の施術とでは
雲泥の差がありますが(笑)
そんな沢山のメリットがある
メンテナンス勉強会は
とても大切な機会なのです。
ちなみに上原先生は14~5人の先生方と、
合間にいらっしゃる通院患者さん数名を
1時間半で全て施術を終えていらっしゃいます。
施術はセミナーでも、
メンテナンス勉強会でも、DVDでも、
実際の患者さんも全て同じ内容です。
その施術内容で
全国のDRTの先生方も成果を出しています。
再現性ということに関しては
類を見ない施術方法ですよね。
また、創始者の上原先生自身が、
莫大な試行錯誤を
積み重ねていらっしゃるので
DRTは日々進化しています。
あるメンテナンス勉強会では、
上部胸椎の施術法が、
ある時はコンタクトの手の形が、
振幅の大きさ、椅子の高さ、
施術のスタートの仕方、
ラインの取り方等々、
伺うたびに
新たな進化を見せてくださいます。
そこには上原先生が
「自分が当たり前にやっている技術を言語化。
伝えた相手も同じ事ができるように」
という考えの元で
研究された膨大な日々があり、
現在では、
『料理のようにレシピ化』
のレベルまで
伝授システムが構築されております。
“そこを如何に追っていけるか?”
が我々学ぶ側のテーマですね。
上原先生曰く、
「一人で月商300万を超えたら、
自分の道を行けば良いと思いますよ」
というのが、学ぶ側へのアドバイス。
それまでは守破離の守の段階です。
なぜなら、自分の施術が患者さんの
役に立っているのがどうかの数値は
売り上げでしか表せないからです。
たまに
「自分の施術は上手いから、
患者さんが直ぐに来なくなる」
という話を聞くことがありますが、
それほどの施術レベルなら
口コミだけで予約が取れないほどの
繁盛院になっているはずです。
残念ながら
『腕は一流なのに、患者さんが来ない』
という事は存在しません。
治療とは患者さんの身体の中で、
「何が起こっているのか?」
患者さんの心の中で、
「何が起こっているのか?」
患者さんが生活の中で、
「どんな動きをしているのか?」
を問診と検査から読み解き、
患者さんに伝えるを含めてが
『治療』ですから、
数値的な成果が出ていないという事は、
治療を構成するパーツのどこかに
“抜け”があるということかもしれませんね。
その治療の熟練度の進化具合が
売り上げに表れる訳ですから、
治療院経営というのは
シビアだけど明確な仕事です。
上原先生のように、
何十年も第一線で成果を出し続ける先生の
施術を受けることでだと改めて思います。
これからDRTを学ぼうか迷われている方は、
一度DRTの施術を受けたみて
体感してみることをお勧めします。
田中 雅浩
