ピアノのレッスンで痛感したリズムとスピードの大切さ

こんにちは。

愛知県名古屋市の鶴舞で
“からだ再生整体 Da Binji(ダ・ビンジ)”
をやっております、

スーパーレイティブ2期の
平野敏治と申します。

今回は、リコイルの技術が決して
下手な訳ではないけど、
全体の流れで見ると
施術が今一つとなっている方に、
少しでも参考になれば幸いです。

突然ですが、
「リズム、スピード」と言うと、
当然、施術時のリコイルを
思い浮かべる方が多いかと思います。

リコイルにおいては、
患者様の呼吸のリズムとスピード、
合わせる事は言うまでもなく
とても大切な基本です。

リコイルが、
患者様の呼吸のリズムと
スピードに合っていなければ、
やはり不快に感じますし、

その結果、
効果も今イチになり易いですよね。

そこでまず、リズムの話です。

(音楽的な話も交えますが、
少しだけお付き合い下さい。)

DRTのリコイルは、
『1,1,1、2,2,2、3,3,3、』
と拍子をとりますよね。

拍子は音楽的には、
一小節分。基本の最小単位。

複数の拍子が集まって、
音楽全体のリズムとなります。

1,1,1、は表現を変えると、
1と1と1と、
2と2と2と、
3と3と3と、となります。

リコイルで押している時は、
1、2,3、と数字の部分、
表拍(強拍)と言います。

リコイルで引いている時は、
と、と、と、と“と”の部分、
裏拍(弱拍)と言います。

(と、が多くてスミマセン。)

日本人は、この裏拍(弱拍)を取るのが
“苦手”もしくは“取れない”人が多い、
と言われています。

裏拍を上手く取れない人は、
裏拍、つまり“と”の部分が弱くなるので、
必然的に“引く”が弱くなり易い、
という要素も多少はあると思います。

“と”の部分は裏拍(弱拍)
という表現なので
弱くしたい所ですが、

ここはやはり、“1”と
“と”の部分を均等に意識し、
“押す”と“引く”を均等に
行える様になる事が大切です。

上原先生のセミナーでもリコイル時に、
“押す”と“引く”を均等にする為に、

1,1,1、を、い(押す),ち(引く)、
い(押す),ち(引く)、い(押す),ち(引く)、
と分解してリコイルの練習をやりますよね。

DRTの練習法には、
しっかり裏拍対策がなされているのです。

また、1,1,1、の中にも、
1(表強),1(裏弱),1(裏弱)、
と言うように、表拍(強拍)と
裏拍(弱拍)があります。

露骨に“裏拍”部分のリコイルを
弱くする方は見えないと思いますが、
無意識に弱くなる方は見えると思います。

全体のリズム・流れを作る為に
拍の強弱はあるので、
一概にリコイルに“若干の強弱”が
つく事が悪いと私は言い切れません。

その強弱が、
患者様のリズム・感覚に合っていれば、
成立していると思います。

しかしリコイル時、
患者様のお体に力が入ったり
居心地が悪そうならば
その強弱の付け方は、
患者様にマッチしていないと考えられます。

その場合は強弱を付けない、
強弱の位置を変える、
など患者様のお体のリズムに合わせた
対応をするのが良いでしょう。

(外国の方は、裏拍(弱拍)を
しっかり捉えれれる、
感じられる方も少なくないそうです。)

そして、スピードです。

拍子・リズムを安定させる事が、
スピードのコントロール向上
の基礎の一つになると思います。

難しい箇所(上部胸椎など)になると、
リコイルのスピードが
上がってしまう方も見えますが、

拍子とリズムの安定度を高める事で、
乱れにくくなっていくと思います。

たかがリズム、されどリズム。

リズム一つとっても、
施術の全体の流れは変わりますし、
患者様の感じ方・反応も、
そこから生まれる効果も、
ハッキリ変わってきます。

思い返せば、
ベーシックセミナーの時から上原先生は、

「1,1,1、2,2,2、3,3,3、
と声を出してリコイルして下さい」

と繰り返し仰ってました。

リズムの大切さ、
患者様との呼吸の大切さ、
を説かれ続けていた訳ですね。

中には“私は生まれつきリズム感が無いからな”
と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、
安心してください。

音楽を聴いて簡単な足踏みが出来る方は、
リズム感があるそうです。

(私のピアノの先生談)

出来ている方には、
“なんだ、そんな事か”
のお話だったかもしれませんが、

施術の全体の流れが今一つと
悩まれている先生は、
今一度リズムを意識してみて下さい。

以上、拙い内容と文章でしたが、
皆様に少しでも参考になれば幸いです。

最後までご精読頂き、
ありがとうございます。
感謝いたします。

平野 敏治

平野敏治(ひらの としはる)

はじめまして!愛知県名古屋市にある“からだ再生整体 Da Binji”の平野敏治です。8年の修行期間、開業4年半前、計12年半の間に、独自研究の傍ら様々な先生方の技術を学ばさせて頂きましたが、半年前にDRTに出会い、直観で“コレだ!”と感じ、DRTを導入しました。DRTの効果を感じたのは、何より、自分自身の不調が改善した事でした。ベーシックインストラクターのセミナー時、恥ずかしながら全身絶不調(この時、10年振りに医者に掛かり、複数の科で治療中)だったのですが、上原先生や仲間の先生方のDRTを一日受けて帰宅すると、全身の症状が改善しているではないですか!病院に行っても薬を飲んでも大して良くならなかったのが!まさに、私自身の治癒力が、上原先生と仲間の先生方のDRTで劇的に向上したのです。それ以降、更に自身を持って患者様にDRTを行い、患者様に“自身の治癒力・免疫力の向上”を実感して頂いております。これからも、一人でも多くの方に、DRTの素晴らしさを体感して頂く一助となる様、頑張って参ります。