失敗から学ぶ!患者さんを救った”魔法の言葉”
こんにちは。
大阪府東大阪市で
「おおくま整骨院」を
させていただいております、
DRTマスター
インストラクターの
大熊と申します。
どうぞよろしく
お願いいたします。
今回は私の失敗体験です。
自律神経失調症の
患者様のお話です。
お辛いときは過呼吸状態で
心臓がバクバクとなり、
外には一歩もでれなくなられる
方でございます。
症状は、本当に全身です。
首、肩、腰の痛みは
もちろんあります。
便秘と下痢を繰り返されます。
睡眠薬を飲まないと眠れません。
呼吸もすごく浅くなられます。
心療内科に行かれて
大量に薬をいただいて
おられております。
車で2時間近くかけて
鍼灸院に行かれたり、
良いと聞いたところは、
藁をもすがる想いで
施術を受けにいかれておりました。
とにかく、
今の自分から脱却したい!
早く良くなりたい!という想いが
強く伝わってきます。
施術後、
2回目までは好転反応が
強くでました。
最初にその説明もしておりますので、
全く心配なく通院してくださいました。
1回目、2回目、3回目と
1週間に3回来ていただきました。
次の週、4回目
すごく調子が良くなられました。
顔色も良くなり、
気分も高揚されて、
今まで行けなかった、
いろんなところに
行く意欲が出てきたと
おっしゃっていただけました。
睡眠もすごく深く眠れるように
なったとおっしゃいました。
痛みもほとんど感じなくなり、
表情がまったく別人のように
笑顔になられました。
ところが
4回目の施術が終わった時、
どうしても用事があって、
今までの通院ペースの間隔を
あけたいという申し出がありました。
前回、調子が良かった
ということもあり、
1週間あけて、その後、
週1回にしたいという申し出でした。
指標もクリアになってきたので
「いいですよ~」とお伝えしました。
そして、5回目は
10日後の予約となったのです。
ところがです。
10日後に来られた時に、
ビックリいたしました!
表情はすごく暗くなっておられ、
動悸や発作などがでたそうなのです。
最初に来ていただいた時よりは
「まし」だが、
かなり悪くなって
しまったとのことでした。
「しまった~!」と
私は想いました。
期間をあけるときには
必ずお伝えしていた言葉を
言っておりませんでした。
「お辛くなったら、
ご予約日でなくても必ず
ご連絡ください」
という一言です。
2週間目ですと、
まだまだ安定はしていないのに
症状が良くなられたのをいいことに、
「慢心」してしまったのです。
自律神経失調症の患者様は
期間をあける場合などは
特に慎重にするべきでした。
いろいろとお話を伺ってみると
・カラダが軽くなって気分も良くなって、
いろんな場所へ行き、
動きすぎて疲れすぎた。
・調子が良いからといきなり薬を
半分の量に自己判断で減らしてしまった
・生活習慣を乱してしまった(夜更かし)
・月経になった
すごくいろんなことが
重なったそうです。
普段だったらお薬に関しても
お医者様にご相談いただいてから、
「徐々に減らしていく方がいいですよ」と
お伝えするのですが、
今回は私からは、
何もお話しておりませんでした。
ここでも
私は患者様の笑顔を見て、
うれしくなり、
「慢心」してしまったのです。
すごく反省しております。
とともに
改めてすごく勉強させて
いただいたことに感謝いたしました。
次回の予約も用事があり、
1週間後にしたいと言われましたので、
今回は
「お辛くなられたら
すぐにご連絡くださいね」
とお話いたしました。
それと翌日、
患者様にお手紙を書きました。
その内容は、とにかく
お時間を作っていただいて
来てくださっていることに
感謝いたします。
ありがとうございます。
という内容です。
その後、
調子もようやく安定してまいりました。
かなり良くなられて
10回目くらいの時に、
私と同じように苦しんでいる親戚や
友人がいるので紹介しますといって、
短期間に6人も紹介していただけました。
なぜそんなに紹介して
いただけたのかな~と想い
それとなく患者様に聞いてみました。
すると、
その理由が2つありました。
ひとつ目はあの時、
書いた手紙の文面にちりばめられた
いくつもの
「ありがとうございます」
「感謝いたします」
だったのです。
あの先生の手紙を読んで、
「すごく救われました!
ココロが軽くなりました!」
とおっしゃっていただけました。
患者様も自宅やメールで口癖のように
使っていただいているそうです。
「だんなにも今まで言わなかった
『ありがとう』を
言うようにしたんですよ!」
と嬉しそうに
おっしゃってくださいました。
この「ありがとうございます」には
とてつもない意味とパワーが
あることがわかりました。
ふたつ目は、
私は自分が生まれ育った地元で
開業しております。
その患者様も地元の方です。
その方はすごく、
おじいちゃん子だったらしいのです。
おじいちゃんもその患者様のことを
すごくかわいがっておられて、
この子は「地元から出したくない」
と言われるくらいだったそうです。
私も親子代々地元です。
患者様の方から
「ひょっとして、
おじいちゃんが先生に
会わせてくれたのかな~
と感じます。」
とおっしゃってくださいました。
本当に改めて
ご先祖さまに感謝いたします。
ご縁に感謝いたします。
今回の学びは
調子が良くなられた方で、
特に自律神経失調症などの患者様は
指標がよくなっても、
すごく動きすぎたりすることが
あるので注意することが
大切だと学びました。
●あまりいきなり
間隔をあけない方がいい
●動きすぎないようにお伝えする
●自己判断で勝手に薬を
やめたりしないように注意する
DRTをお使いの先生は、
もちろん賢明で
素晴らしい先生方ばかりでしょうが、
もしも私の体験が少しでも
皆様のお役に立つことが
ございましたら幸いでございます。
ご精読ありがとうございました。
大熊 達也
追伸
お陰さまでDRTの来年初のベーシックと
アドバンスセミナーは
全て満員御礼となりました。
ありがとうございます。
感謝致します。
そこで、
来年2月にスタートする
大人気のDRT認定ベーシックセミナーは
12月上旬に募集スタートの予定です。
開催日は2月12日、3月5日。
御参加希望の先生はその日の予定を空けて
おいてくださいませ。
それでは募集スタートまでしばらく
お待ちください。