【画像あり】あら簡単!患者さん指導の成功テクニック
こんにちは!
北海道函館市、
マスターインストラクターの
圖師です。
オーソライズドプログラムも
1年目が終わりましたが、
ますますDRTに
のめり込んでいます(^_^)
今回は、
「あら簡単!
患者さん指導の成功テクニック」
というテーマで、
治療効果をグッと高める
治療の見せ方の1つを症例を使って
ご紹介致します。
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【症例】
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・40代の女性の患者さん
・主訴は腰の痛み
・首の痛み、肘の痛み、拇指腱鞘炎
膝、足首の痛みなどもあり
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この患者さんは
右の先天性股関節脱臼、
左の臼蓋形成不全で、
中学生の頃より
腰の痛みがあったようです。
PSIS、L5の棘突起に
強い圧痛があり、
その圧痛が改善するまでは、
週2回のペースで
治療することにしました。
治療後は、
3大指標と症状別指標は
改善しますが、
その状態が安定しません。
当然、腰や首の痛みなども
いくらかマシになった程度です。
姿勢指導も毎回行って、
患者さんもそれなりに
頑張っている様子は伺えましたが、
私から見ると
やや努力が甘い感じでした。
長年の不良姿勢を改善するのは
なかなか難しそうです。
こんな時に、
「努力が足りませんね」
とガンガン言って通じる患者さんと
そうでない患者さんがいます。
生活指導・姿勢指導は
人を見て行うようにしています。
この患者さんの場合は…
数回目の治療後、
患者さんに首の回旋痛が
まだあることを確認してもらい、
座位の解剖学的肢位を
取ってもらいました。
(第3趾を前に向け、
足幅をティッシュボックスが
置けるほど開き、
股関節、膝関節、足関節90°にする。
肘は軽く曲げ、大腿の上に
手の平を上向きに乗せた状態)
術者の膝で
患者さんの背中を支え
骨盤をしっかり立たせ、
術者の手で
巻き肩気味の肩を
患者さんの後ろ側に引き、
正しい体の位置にした状態で
患者さんに再度首の回旋を
してもらいました。
「どうですか?」
「さっきより首の動きが
良くないですか?」
と私がお伺いすると、
「えーっ、ぜんぜん痛くないです」
「はい、楽に動きます」
と患者さんに
答えてもらえました。
「○○さんは姿勢を頑張っていますが、
長年の不調で良い姿勢が
なかなか定着しにくい状態です」
「しかし、
この姿勢が当たり前になれば、
腰も首も、そして腕も足も
どんどん良くなっていきますよ」
とアドバイスすると、
「はい、やります」
と答えてもらいました。
その後、
週2回⇒週1回⇒2週に1回と
頻度を徐々に下げて治療し、
現在は4週毎にメンテナンスを
行うだけで済んでいます。
少し先の未来を見せることで
患者さんのやる気を引き出した
1例でした。
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【姿勢について】
身体を真横から見たときに、
・外耳孔
・肩峰
・大転子
・腓骨頭
・外果の少し前
が一直線に並ぶ
「ゴールデンライン」が
理想の姿勢と言われています。
しかし、
高齢者を診る機会が多い私には、
ゴールデンラインは
あくまで理想に過ぎません。
ゴールデンラインを
目安にはしていますが、
3大指標がクリアになり、
それを維持できている状態の方が、
私にとって理想の姿勢であると
考えています。
皆様のご参考になれば幸いです。
最後までお読みいただき、
ありがとうございました。
感謝致します。
DRT函館上工の会
圖師 浩志
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圖師 浩志(ズシ ヒロシ)
訪問鍼灸マッサージと実費治療を行っています。DRTは1年前から治療で使っていて確かな効果を感じていましたが、さらに治療効果の精度を上げるため認定インストラクターセミナーを受講しました。この素晴らしい治療法を北海道に広めて行きたいと思います。函館だけでなく道内各地の出張セミナーなども開催予定なので、ご希望の方はHPからお気軽に御相談下さい。
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