なぜSubが起きるのか?僧帽筋の硬結とは?

椎骨が何らかの原因によりズレた時、身体がこれ以上ズレないようにと防御してロックしているのがサブラクセーションです

椎骨が支えきれなくなってこれ以上バランスを崩さないようにとロックしてしまうのです。
これは急に症状が出たり大きく歪んだりはしませんが自然に治る事もありません。
時間をかけ補正を生みながら身体全体の歪みを形成していきます。
こうしてサブラクセーションは造られていきます。

椎骨のズレとロックに対してこれを支えるために筋肉も使われます

背骨は身体の柱であると同時に脊髄を守るための役割も担います。
この背骨が歪みすぎると身体にとって重大な障害を起こしかねません。
これ以上歪まないために椎骨のロックに加えて筋肉も硬くなり支えます。
僧帽筋もこのような理由で硬くなり硬結を造るのです。

これは一種の自前のコルセットのような役割をしていますので肩が凝ったからとマッサージをしてもすぐに再発してしいます。

繰り返し揉みほぐしたとしても身体はこれ以上背骨がずれるのを防ぐためさらに硬くなってしまいます。
マッサージに長く通っている人がどんどん強もみが好きになり肩がぱんぱんに
なるのはこのためです。

ですから僧帽筋の検査で硬結があると言う事は何か問題があるという指標になるのです。

この筋肉は常に弛緩していなくてはいけません。
そのためには椎骨のアジャストメントが有効なのです。

上原 宏(上原 宏)

昭和60年 按摩マッサージ指圧師免許所得(国家免許証番号第28480号)1986年開業。過去の患者数のべ13万人を超える臨床経験。治療家を目指した当初から上部頸椎カイロプラクティックをアメリカのシャーマン大学で本来なら4年かかるところを特別に半年間集中プログラムを受講することができ修了証も授与される上部頸椎治療の第一人者。