完治したら離れる“ぎっくり腰患者”をリピーターにさせるコツ

こんにちは!

 

DRTベーシックインストラクターの
松苗です。

 

今回はぎっくり腰の患者さんの
臨床報告をしたいと思います。

 

私はぎっくり腰の患者さんに
あんまり良い印象が
ありませんでした。

 

それは、

「とにかく痛みだけ
 なんとかして欲しい!」

「痛みがとれたらさようなら!」

のような方が多いと
感じていたからです。

 

これはDRTの
「予防による健康の実現」
から大きく離れています。

 

やはり一度来ていただいた方には
もう二度と辛くなって欲しくないので、
定期的な予防のためのチェックに
いらしていただきたいです。

 

今回はぎっくり腰からの
メンテナンス施術への移行が
スムーズにいった例を紹介します。

 

65歳女性

・受傷のきっかけ
座りっぱなしで5時間ぐらい
編み物をしていたら、
立ち上がりざまに受傷

・普段から軽い腰痛がある

・普段は健康のため
水泳をやっている

 

検査では
c2は右++
右僧帽筋+
右下腿三頭筋+
ぎっくり腰の指標++

 

という感じでした。

 

ぎっくり腰の指標が
素晴らしく役に立ちました。

 

患者さん自身が
炎症をしているのが
自覚できるからです。

 

今までは

「ぎっくり腰っていうのは
腰の筋肉が炎症してて〜云々」

という説明をいちいちしていましたが、

 

その手間が省けるうえに、
さらにわかりやすく
患者さん自身に自分の状態を
把握していただけるようになりました。

 

その後、

1回ではすっかり元通りにはならない
ことを説明してから施術に入りました。

 

DRTで施術し、
c2以外の指標がクリアに

最後に頚椎直接調整で
c2もクリアに

歩行時痛が
かなり軽減されました。

 

その後3日に1回、
計4回来ていただき、

ぎっくり腰の症状は
すっかりなくなりました。

 

今までならばこの4回で
この患者さんとは
一旦さよならだったのですが、

 

この患者さんは48000円、
計8回の回数券を購入してくれて、
今でも定期的に通っていただいています。

 

それは3回目の施術のときに
ある質問をしたからです。

 

「ぎっくり腰の感じは
よくなってきましたね!

これだけ悪いと、
他にお困りのことってなにか
あるんじゃないですか?」

 

そうすると、

 

「実は歩くと足に痛みが
あるときがあります。

お医者さんに行っても
よくならなかったんで
諦めてたんです。」

 

という答えが返ってきたので、

すかさず、

 

「よろしければそちらのほうも
チェックしてやっていきましょうか?」

 

と言ってみたら、引き続き施術を
続けていくことになりました。

 

その足の紹介も
現在は完治していて、
メンテナンスに続いています。

 

“声かけのタイミング”
大事だと思います。

 

この場合だと、
『ぎっくり腰の症状がなくなるだろうな』
と思う、1回手前です。

 

ぎっくり腰を起こした初診時は
腰が痛すぎて、他のところは
どうでもよく感じてしまうのでしょうね!

 

背骨に歪みのある人は
色々なところに問題を
抱えているはずです。

 

もし初診時の問診で
聞き出せなかったら、
改めて問診するとよいと思います。

 

参考にして頂ければ幸いです。

 

本日も最後までお読み頂き
ありがとうございました。

 

松苗将史

松苗将史(松苗 将史)

DRTは短時間かつソフトな手技で大変素晴らしい効果があります。
しかも、独自の指標検査により施術者と患者様両方が効果を体感することで信頼関係も芽生えるすばらしい治療法だと思います。
要望があれば勉強会等開催いたしますので、関心がある方はお気軽にご連絡ください!